皆様こんばんは。
今回、非分解エンジン洗浄実施後のご感想を頂きましたのでご紹介させていただきます!
まずは、本日のエンジン洗浄施工実績にも掲載致しました、
「マツダ ロードスター」(H12年式 エンジン型式:NB8C)です。
「いいです! トルクが上がった、吹け上りがよくなった!」とお声を頂きました。
こちらのオーナー様、以前にお乗りになっていたお車の時にもエンジン洗浄を施工されていまして、
その時すごくよかったので!と、お乗換え後のロードスターにも施工を実施してくださいました。
ありがとうございます!
もう1件、こちらは「スカイライン」(H20式 エンジン型式:CKV36)です。
「今まで十分走っている!と思っていたけど、洗浄後は全然違う!
エンジン洗浄後は軽快にスムーズに走る!」とお声を頂きました。
ご感想ありがとうございました!
今回は、2001年式 「ベントレーアルナージ」 パワステオイル漏れ修理です。
ベントレーアルナージ 「レッドレーベル」モデル。
エンジンは 「6.75㍑ V8 ターボ付きで405馬力」
1基ずつ手造りされたエンジンを搭載した車です。
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今回、ハンドルをきると「ギィーギィー」と異音がするという事で入庫しました。
下廻りを覗くと、右フロントバンパー辺りにオイル漏れがあり、
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調べたところ、パワステオイルクーラー用コアよりオイルよりオイル漏れをしている様。
↓
部品の在庫確認と見積を行いましたが、やはりベントレー!! 部品金額が少しお高い・・・
そこで修理にて対応できるかラジエター修理業者に相談し、漏れている各所を溶接してもらいました。
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↓ 上から
今回、「各所を溶接→圧をかけると次に弱い部分から漏れる→溶接・・・」と繰り返し、取付して漏れが無いことを確認!
無事に修理完了しました。
今回整備させていただいたこちらの「BMW525」、1990年式(H2年)と27年前のお車になりますが、
エンジン・足回り共に今までこまめに整備を行ってあり、GOODコンディションを保っていたお車です。
今回の入庫経緯は、スターターは回るがエンジンが始動しない・・・という症状で、レッカーにて運ばれてきました。
オーナー様にエンジンが始動しなくなった時の状況をキメ細かくお伺いしたところ(病院で例えたら問診です)、
車庫にてエンジンを始動、暖気後に車庫から路上に移動してエンジンを止め、数分後にまたエンジンを始動させようと
したところ、エンジンがかからなくなったとの事でした。
さて、ここから診断(診察)へと入っていきます。まずは、電機的な故障がないか?
診断機(テスター)にてチェックします。 オールドカーにはオールド診断機(OB91)にて点検です。(年式によって車両の通信速度が全く違う為です)
診断機の結果は、No Fault code(故障なし)。しかし、症状はでています。
電機系統の故障の場合、故障コードが残らない場合があります。(ここからは知識と経験を活かします!)
次に「燃料がエンジンにきているのか?」 「点火火花は飛んでいるのか?」の点検(病院で脈や血圧を測るようなものです)をしたところ、どちらも正常ではありませんでした。
疑わしいのは「クランク角センサー」。これは、エンジン回転を電気信号に変え、コンピューターにエンジンが回転していることを伝える部品です。クランク角センサーが不具合を起こしていたら、エンジンはかかりません。
又は、信号を受け取る側の「エンジンコンピューター」の不具合かも。
↓ オシロスコープにてクランク角センサーの信号点検を行います。
クランクセンサーのカプラーを外し信号波形を点検したところ、波形は出ているがセンサーの発生電圧が低い為、
コンピューターへ信号が伝わっていないようで、これが原因と判明!
↓ 点検中の信号波形 (病院でいうと心電図です)
それではクランク角センサーの交換(手術)を行います。
クランク角センサーは、エンジン前方の狭いところに取り付けられているのですが、なんとか無事に交換を終えました。(手術は成功)
↓ クランク角センサーの取り付け位置
交換終了後、エンジンをかけ確認したいことろですが、その前にちゃんと新しいセンサーが信号を出しているかの点検です。
↓ 再度、オシロスコープにて波形の点検! 正常に電圧も出て大丈夫そうです!
さて、エンジンを始動します。 かかりました~!
ロードテストを行い、オーナー様にお車をお引き渡ししました。(無事退院!)
以上で今回の修理は完了です。
↓ こちらは今回交換したクランク角センサーです。
今回、人が病院に行くように例えてみましたが、車の修理も人と同じ感じで行います。(少しでも伝われば幸いです・・・)
先日、左運転席及び後部フロアーが雨漏りによって浸水している
「H4年式のメルセデスベンツE500 (W124)」を入庫致しました。
長年、山内ガレージにて整備をさせて頂いているお車です。
どこから浸水しているか? 調査に入ります。
そのために左Aピラー下サイトパネルカバーやフロント~リアステップカバー脱着、センターピラーカバー脱着、前後フロアマット・バルクヘットのインナーマット切開脱着を行いました。
まず、左側側面からいろんな角度にて水を激しくかけましたが、左側側面からは何の形跡もありませんでした。
次に、前方からウィンドガラスに約30分くらい激しく水をかけ、40分ほど放置し再確認したところ、バルクヘットインナーパネル(ブレーキペダル及びアクセルペダルの前方)スポット溶接部分(溶接のムラ)から水がにじみ出ていました。
↓ スポット溶接から水がにじみ出ているところ
原因は、バルクヘットアウターとインナーの合わせ接合部の排水穴に目詰まりを起こし、ウィンドガラスから流れ込んだ雨水がスポット溶接部分よりも上昇したため、溶接部分のムラより車内ににじみ出ていたと考えられます。
ここから修理に入ります!
修理内容としては、浸水していたフロアーマットの乾燥・スポット溶接部処置・バルクヘット水抜き穴の清掃と追加です。
↓ フロアーマットを切断して脱着(切断箇所は上敷きで隠せる所にて) ※写真横向きで見づらいかと思いますが・・・
↓ フロアマットのスポンジの乾燥。
スポンジ表面が乾きにくい素材(表面がつるつるに加工)の為、切り開いて天日干しし乾いた後に接着。
↓ バルクヘットインナーの内側スポット溶接部をシリコンコーキングを施して銅板を丸くきり貼付け
↓ バルクヘットインナーのエンジン側からスプレーボンドでコーキング処理
↓ バルクヘットの水抜き穴清掃及び念のための水抜き穴追加穴あけ加工(2か所)
最後に水漏れしないか再度水かけ調査を行いまして水漏れが止まっていることを確認し、納車させて頂きました。
皆様、こんばんは。山内ガレージです。
先日、メルセデスベンツ W124(H5年式)のパワーステアリングギヤBOXからのオイル漏れ修理を行いました。
こちらが、オイル漏れしているところです。
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まず、ギヤBOX分解点検を行い、オイルシールキット交換。
↓ ギヤBOXを分解したところ
ギヤBOX本体とアッパーベアリングフランジの合わせ面に傷があり、研磨にて修正
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ボールナット、ボール分解点検洗浄及びシャフトオイルシールの交換とベアリングの調整と、
セクターシャフトオイルシールの交換及びバックラッシュ(ギヤの遊び)調整を行いました。
※通常、ボールナットはスクリューの溝に並んで入っています。
バルブスプールも分解点検、洗浄。
※ バルブスプールは、ハンドルを左右にきった時の油圧の切り替えを行うものです。
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熱により、ゴムパーツはカチカチに固くなっていました。 ↓
パッキン類を交換し、パワーステアリングギヤBOXのオイル漏れ修理は完了しました。
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