輸入車整備 有限会社山内ガレージ

有限会社山内ガレージ>スタッフブログ
有限会社山内ガレージ福岡県の外車・輸入車の車検・修理・整備・点検

フィアット パンダ セミレストア(後編)

スタッフブログ

山内ガレージ 岩﨑です。

去年8月のブログで紹介させて頂いた、約3年間エンジンを始動していないフィアットパンダ

セミレストア(後編)です!

前回は、足廻りを紹介させて頂きましたが、今回は、エンジン始動と納車紹介です。

下から写したエンジン廻りです↑

シリンダーブロック、オイルパン、マフラーも錆が広がっていた為、全て防錆処理をおこない組み付け。

タイムミングベルト、水廻りのウォーターポンプ、ラジエターなども全て交換。

エンジン始動前に、エンジン内部洗浄(オイルライン)を行いました。

エンジン内部洗浄オイルライン

ラジエターとエアクリーナーを取り付けます。

エンジン組み付け完成!

約3年振のエンジン始動はドキドキでしたが、一発でエンジンも始動し調子も良くて安心。

今回の修理に伴う交換部品
納車時、お客様と記念撮影
ありがとうございました!

熊本より御来店頂きありがとうございました!

長い修理期間でしたが、無事にお引渡しでき

お客様にも大変喜んで頂き、山内ガレージとしても幸いです。

今後とも、山内ガレージを宜しくお願い致します。

-2024.02.24

BMW Z3(E36)オイル漏れ修理

スタッフブログ

皆さま

旧年中は,大変お世話になりました。

本年も,どうぞ宜しくお願い致します!

2024年初めのブログになりますが、今年も皆さまに喜んで頂けるような内容を心掛けて投稿したいと思います。是非、ご覧ください!!

さて、今回の内容は、お客様からのご紹介で初めて御入庫されたBMW Z3(E36)オイル漏れ修理です。

エンジンオイル漏れ箇所は,エンジン前側のタイミングカバーですが,エンジンドレンコックガスケットからの漏れもある為,エンジンオイルを抜いて作業を進めていこうと,ドレンコックに工具をかけると既に緩んでる感触…

まさかと思い手で緩めると緩まりました…

閉め忘れかと思い、恐る恐るドレンコックを外すと折れていました!!!

締めてみると,ネジ山はかろうじて掛かるけど、空回りして閉まりませんでした…

オイルパン側の穴を見てみると…

中でドレンコックが折れていて、加工するにも不可能な状態だった為、交換する事に。

オイルパン新品がドイツに在庫が有った為、オーダーしている間にエンジン前側のタイミングカバー側のオイル漏れ修理を進めていきます。

エンジン前側を分解していきます↑
分解途中の写真↑
分解後の写真↑
このカバーガスケットからオイル漏れ有り↑
センターのクランクシャフトオイルシールも交換

エンジン本体を吊り上げ,フロントの足廻りを外し,エンジンオイルパンを外していきます。

エンジンオイルパンを外したエンジン内部↑

オイルパンを外してドレンコック部分を中から点検すると,ドレンコックが斜めに入ってねじ切れたようです…恐らく、他工場でオイル交換をされた時に正しく締め付けされていなかったと思われます。

新品のオイルパンドレンコック部↑

全てを組み付けし,最後にエンジン内部洗浄を行い,ロードテスト後、オイル漏れ等異常が無いか確認して修理完了。

今回感じた事は,エンジンオイル交換は簡単で誰にでも出来そうな作業ですが…

奥が深く,ちゃんとした手順を踏まないとこの様な失敗を見過ごしたり,お客様の負担が増えたり、最悪の場合エンジンオイルドレンコックが走行中に外れ、オイルが全て漏れてエンジンが焼付きピストンがロックする可能性があります。

走行中にロックしてエンジンが止まった事を想像すると,ゾッとしました…

車に使用されているボルトは、同じサイズでも用途によって材質や締め付けトルクが異なる為、車種毎のサービスデーターにより規定トルクを確認しています。

山内ガレージでは、小さなボルト一つでも正しく締結されていないと故障の原因になる為、全てのボルトを取り付ける際に必ず手締め→本締め→2度締めの工程で、斜め締め防止やトルクレンチを使用して閉め忘れ、締め過ぎを防いでおります。

お客様が安心して大事なお車を乗って頂ける様に、これからも努めて参ります!

 山内ガレージ 岩﨑

-2024.01.25

ベンツC(w204)エンジン不調点検修理

スタッフブログ

皆さま

いかがお過ごしでしょうか♪

早いもので、もう2023年も終わろうとしております。

歳を重ねる毎に時間や歳の間隔が早くなるといいますが…まさに早すぎる感覚です。

学生の時は、時間が過ぎるのが遅く感じ、早く大人になりたいなんて事も思っていました。

皆んな、同じ時間なんですけどねっ!(笑)

さて今年最後のブログになります!

今回の修理内容は、ベンツC200(w204)エンジン始動するが回転数が上下(ハンチング)して動こうとするとエンジンがストール(止まる)という症状で入庫しました。

まずは、セオリー通り診断機(テスター)で診断した所、内容は、写真の通りの内容でした。

①燃料が薄い内容
②空気の量を電気信号に変えコンピューターに知らせるセンサー
③スパークプラグの火花が弱い内容

上記内容を踏まえて診断に入っていきますが…

ここで入口を間違えると遠回りの診断になるので、ここは慎重に考えて進んで行きます。

この診断機を元に修理を行うと診断機に出た不具合部品を交換しがちですが。山内ガレージは、違います!

エンジン不調の時は、アネジュです!笑

これが基本になります!

アネジュのアは、エンジンの良い圧縮

アネジュのネは、良い燃料

アネジュのジュは、良い潤滑(良い火花)

です。

よって、エンジン不調の際は、ここから点検していきます。

まずは、圧縮比の点検(今回は、問題有りませんでした)

燃料圧力の点検。ここでまず引っ掛かりました。燃圧は、個々違いが有り今回の車両は、少し高めで6キロぐらい必要です。

実際には、3キロ半分ぐらいの燃料圧力でした。

次に良い火花という事で、火花を点検しましたが、異常は、有りませんでした。

上記内容を点検せずに診断に入ると違う方向から診断する為に、変えなくて良い部品を変えたり結果治るかもしれませんが、遠回りの診断になる為、お客様への負担が増えたりと良い事は有りません。

診断機の内容は、信用すると大変な事になるので、山内ガレージでは、師匠から教わった基本的な事を守り整備を行なっております。

何が悪かったかというと、燃料ポンプ不良でした。

燃料圧力を測ると3キロぐらいでギリギリエンジンは、始動するが燃料圧力が低い為吹き上がらずエンジンの力も出ない状況でした。

燃料ポンプを交換する前にダメ推しで、エンジン内部洗浄のマシーンをエンジンに繋ぎ燃料圧力を5〜6キロに上げエンジン始動すると、エンジンの調子や吹き上がりも良くなった為、燃料ポンプを交換する事にしました。

エンジン内部洗浄マシーン繋ぎ

燃料フィルターが詰まっていても同じ様な症状が出る為、先に燃料フィルターを交換して症状を見るも変化がない為、燃料ポンプ交換へ移行しました。

いつ交換したか解る様に日付も記載しました。

燃料ポンプは、リアシート下にある為、シートを外しての作業になります。

マットをはぐるとカバーが見えるので外します

全て交換後、エンジン始動させロードテストを行い、診断機にて故障が無いか再度確認後、修理完了しました。

今回のポイントは、診断機の内容に惑わされず診断出来た事です。

基本的な点検を怠らず行えた事で早くて正確で金額的にも最小限で行えた事が良かったです。

お客様にも喜んで頂きました。

この様な修理を来年も心がけて

山内ガレージ一同精進して参りますので、来年も引き続き宜しくお願い致します!

山内ガレージ 岩﨑

-2023.12.02

アウディTT ヘッドライト修理

スタッフブログ

こんにちは、岩﨑です!

さて、今回の記事はヘッドライト修理に成功したアウディTT(車検でご入庫)です。

点検をおこなっていくと、左ヘッドライトのLOWビームは点灯するがHIビームが点灯しない事に気付きました。

テスターで診断しても故障が無いという判断の為、外して点検する事にしました。

↑ヘッドライト内部点検

狭い内部の中の配線を1本ずつ点検します。

↑ ようやく、HIビームの配線が断線している事を確認しました!!

この時点で、通常はヘッドライト本体の交換を勧められると思いますが、高額になりお客様への負担も増える為、なんとか修理するという一心で作業を進めて参ります。

↑ 断線個所から外した配線の端子

画像はありませんが、作業スペースが狭い中から配線端子を取り出すのに苦労しました。

配線を確認すると劣化していた為、配線を交換する事にしました!

ヘッドライトの配線は供給が無い為、車両の配線カタログからピックアップし、複数種類ある中から該当の端子を探し出すのも大変でした…

配線がショートしないようシーリング

ヘッドライト本体交換せず、修理で対応出来た事でお客様の負担も減り、喜んで頂けて良かったです。

最近では、ご来店頂いたお客様から「ブログ見たよー」とか、「良かったねー」と

いつも暖かいお言葉を頂き、励みになっております。

今後のブログも、皆様に喜んで見て頂ける内容を考えて作成したいと思います!

早いもので今年も残すところ、1ヶ月となりましたが、皆様におかれましてもお身体ご自愛下さい。

山内ガレージ一同、健康に気をつけて頑張って参ります!

-2023.11.25

ベンツ190エンジン整備

スタッフブログ

おはようございます!

山内ガレージ 岩﨑です。

最近は、朝晩の冷え込みが厳さを増してまいりましたが、皆様お変わりございませんか。

さて、今回のブログ内容は、車検で御入庫のベンツ190です。

点検後に車両を動かそうとエンジン始動するも始動性が悪く、エンジンがボトツキました。

すぐにエンジン燃料インジェクターの後垂れだと直感しました。

お見積書を作成し、お客様に内容をお伝えした所、修理お願い致しますとの事、すぐに修理を進めていきます。

燃料パイプを外す前は、周囲のゴミをブラシで清掃しその後、燃料ラインにゴミが混入しない様に気をつけて外していきます。

インジェクターのパイプを外しました。

ゴミが混入しない様に自作のメクラ蓋(赤丸)取付け
症状を確認する為、旧インジェクターもテストします
この機械を持っている工場は、少なくレアな機械です。

新品インジェクターをそのままエンジンに取り付けてはダメです。

新品インジェクターノズル先端部には、ノズルが固着しないように蓋がしてあり、圧力を掛けるとその蓋が外れ噴射する様になってます。

よって、新品も1本ずつ内部を洗浄してから、エンジンに取付けします。

新品インジェクター洗浄中
インジェクター交換完了
空気64% 燃料36%と表されています↑
空気と燃料の割合を50%に調整

作業終了後、始動性とロードテストドライブを実施しました。

走りが劇的に変わりました!

お客様に、交換部品を確認してもらい内容を全てご説明し、喜んで頂きました。

いつも作業時には、師匠から教え込まれた言葉を心がけています。

「修理+華のある仕事をしなさい!」

今回の華は、フューエルディスビの燃料パイプ取付部を磨きました。

これによって、エンジン性能が向上する訳ではございませんが、少しでも奇麗に気持ち良く

乗って頂きたい、ベンツに喜んでもらいたという想いです。

今後共、華のある整備を行なって参りますので、山内ガレージを宜しくお願い致します!

-2023.10.25

新しい記事

アーカイブ

アーカイブ

ページトップへ