皆さま
こんにちは!
山内ガレージ 岩﨑です。
さて今回の修理内容は、最近ベンツS600V12(W140)を購入されたお客様のご依頼で、足廻りを全てリフレッシュしたいとの事。
以前インタビュー記事でご紹介させて頂きました「お客様インタビュー#1「乗りつづける理由」メルセデス・ベンツS600L(W140)」の記事をご覧いただき、今回山内ガレージへお問い合わせを頂きました。
遠方で購入され、整備を依頼できる工場を九州で探していたところ、当社にお問い合わせを頂きました。
何故リフレッシュしたいのか?お話を聞くと、約30年前新車で販売された車両なのに、走行距離が19000kmで低走行の為、ゴム回りの劣化と走行すると足廻りがふらつくので今回ご依頼した。との事でした。
作業前にロードテストを行い、現在の車両状態をチェックすると、エンジン状態は良くやはり足廻りは、本来のベンツS600V12の走りではない為、全ての足廻り部品の交換作業を進めさせて頂きました。
フロントショック及び足廻り関連を全て外し、足廻りの要であるフロントアクスルメンバーを車体から外します。
車体と足廻りを繋ぐ際も重要な箇所で、
人の身体で例えると背骨の部分にあたります。
フロントアクスルメンバーを外すには、エンジンが落下しない様に、エンジンをチェーンブロックで吊り上げた状態にし、フロントアクスルメンバーを車体から分離させて外します。
メンバーブッシュの圧入交換を行います。
4箇所のブッシュ交換を行いました。
リアアクスルメンバーも同様に作業を行います。
山内ガレージの特長の一つとして、整備書に基づいた足廻り取り付けボルトの規定トルク(締め付けトルク)管理を徹底しています。各箇所に規定トルクでボルトを締め付けることで、ボルトの脱着を繰り返しても車の寿命を延ばすことを目的としています。
全ての足廻り関連部品交換後、最後にアライメント調整を行い、ロードテスト実施。
お客様は、昔からこのベンツS600V12に乗りたいと夢を抱いていた様で、やっと夢が叶ったと嬉しそうに話をしてくれました。
山内ガレージとしても、お客様の夢に携わる事ができ光栄に思い感謝しております!!
この様な暖かいお言葉を頂けるよう山内ガレージとしても前進していきますので、今後共山内ガレージを宜しくお願い致します!
こんにちは
山内ガレージ 岩﨑です。
最近では、気温も上昇して過ごしやす日が続いており、山内ガレージ一同笑顔で頑張っております!
今回の修理内容は、ボルボ240 直列4気筒エンジンヘッドガスケットよりクーラント漏れ修理です。
エンジン前側ヘッドガスケット部分より、クーラント漏れを確認しました。
先に概算でお見積りを行い、お客様と打合せ後、修理に取り掛かります。
シリンダーヘッドの歪みは、ありませんでしたが、予防の為ヘッド表面を0.23㍉表面を研磨(面研)しました↓
燃焼室もカーボンで汚れていますので、清掃します↓
ヘッド面にウォーターメクラキャップがあり、こちらも交換します↓
新品のメクラキャップ部品を確認したところ、生産終了だった為、急遽国産車用を流用する事にしました。
ボルボのメクラキャップ規格が直径21㍉と29㍉と奇数に対し、国産車用のメクラキャップ規格が偶数の22 ㍉と30㍉。
共に1㍉オーバーサイズなので、削って加工しました。
メクラキャップを取付ける工具も自社製作しました!!
次は、エンジンブロック側の清掃を行います↓
エンジン前側のクランクシャフトオイルシール交換↓
山内ガレージでは必ずシリンダーヘッド脱着時、ガイドボルトを作成して取付けを行います↓
この方法は、師匠からの教えです!
なぜこの方法を行うか?
シリンダーヘッドを取付ける際、新品のシリンダーヘッドガスケットに傷をつけない為です。
傷付けてしまうと圧縮漏れやクーラント漏れをおこす可能性がある為です。ガイドボルトに併せてシリンダーを取り付ければ、傷を付けずに確実に取付ける事が出来る為です。
補器類を取付けていきます↓
エンジンを始動し、クーラント漏れのない事を確認。
ロードテストを行い作業完了。
調子良く走ってくれています!
お客様にも喜んで頂き、このボルボ240も喜んでくれてると思います。
今回の修理で、エンジン寿命も伸び山内ガレージとしても幸いです。
これからも社員一同頑張りますので、
宜しくお願い致します!
さて、今回の修理内容は、ベンツCL55AMG(W215)ABCサスペンション(油圧サスペンション)の交換でご依頼がありました。
特段、不具合など発生していなかったので理由を聞くと、この車で遠出がしたいとの事でした。
ABCサスペンション車のトラブルの一つとして、ABCサスペンションオイルが漏れると車高が下がり車が動かせなく事があります。出先でこの様なトラブルが起こる事を懸念して遠出を避けてるとの事でした。
お客様は、遠出をした時にこのトラブルを避けたく、ノーマルサスペンションに変更したいとの意向でした。
ただ、この車両にはノーマルサスペンションの設定が無い為、何かご提案できる事がないかで考えた結果、車高調整が出来るサスペンションなら交換可能だとお伝えした所、承諾を得ましたので今回作業を進めさせて頂きました。
補足ですが、ベンツCL55AMGはパワステと油圧サスペンションの油圧回路が別々の構造になっており、車高調に変更する事が出来ましたが、車両によっては車高調に出来ない構造の車両もある為、最初に調べる必要があります。
交換前に、現在の4輪の高さをチェックしておきます。交換後も同じ高さに調整する為です。
油圧ラインをカットしないといけない為、メクラキャップを取付けます。
リアも同様に作業を行います。
次は、ABCコンピューターにキャンセラーを取付けメーター内に警告灯が点灯しない様に行います。
車高調整を行いABCサスペンション警告灯が点灯しない事を確認し完成です。
これで、出先で車高が落ちるトラブルは、解消され安心して遠出ができるとの事で
お客様にも大変喜んで頂き、山内ガレージとしても幸いです。
皆さま、いつもブログを見て頂き、ありがとうございます!。
最近では、ご来店のお客様からもブログ見たよと暖かいお言葉を頂き、とても励みになっております。
今後とも、山内ガレージを宜しくお願い致します。
2025年 最初の投稿となります!
皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今回のブログは、左リアのブレーキ周りが真っ赤になり、車が前進後退しなくなったとの事でご入庫いただいた、BMW5アクティブハイブリッド(F10)のご紹介です。
メーター表示には、電動サイドブレーキ異常の警告灯が点灯しているとご連絡を頂き、レッカー搬送され入庫しました。
入庫後、焼きつき点検の為、リフトアップし全てのタイヤがスムーズに回転するかを確認。
左リアが全く回らずです。おそらく電動サイドブレーキアクチュエーターの故障により、ブレーキを踏んだ状態で走行した為、左リアブレーキ廻りが焼きつき真っ赤になったと判断しました。
先に電気的な故障を確認する為、診断機で点検。
ブレーキがロックしているので、電動サイドブレーキアクチュエーターとブレーキキャリパーを分解し車輪がスムーズに回る事を確認。
一度ブレーキが焼けると材質が変わり安全性が低下する為、ブレーキパット・ローター・キャリパー・ブレーキホース・電動サイドブレーキアクチュエーターを交換していきます。
左右比べると明らかにブレーキローターの色が違います。
ブレーキパットも色が変色しています。
こちらの車両は、ブレーキキャリパーシールキットの部品設定が無く本体の交換となりました。
ブレーキパットも山内ガレージ推奨の低ダストパットを使用しました。
ロードテスト後、電気的故障がないか確認し機械的にもブレーキの引きずりがないか確認。
作業完了しました。
今年も、お客様1人1人に満足して頂き、喜んで頂けるような修理をしたいと思います。
これからも応援宜しくお願い致します!
山内ガレージ一同皆様の御来店を心よりお待ち致しております!
岩﨑
皆さま
いつもお世話になっております。
山内ガレージ 岩﨑です。
2024年も終わろうとしております。
皆さまにおかれましてはどんな年だったでしょうか?
個人的には、病気や怪我も無く無事に終われる事を幸せに思っております。
さて、本日(12月28日)は今年最後の営業日で工場や事務所の大掃除をしています。
部品待ち等で年内に納車できず、工場で年越しをするお車は全て手洗い洗車をし、
奇麗になった工場内で保管させていただきます。
2024年は、振り返るとあっという間の1年でしたが、皆さまのおかげで無事に締めくくる
ことができ、心から感謝申し上げます。
皆さまにおかれましては、寒い日が続きますので体調に気を付けて年末年始をお過ごしください。
来年も、より良い工場を目指してスタッフ一同精進してまいりますので、
宜しくお願い致します。
山内ガレージ一同
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