皆さま
山内ガレージ 岩﨑です。
今回は、ディーラーでしかできない??修理をご紹介します!!!
ご依頼内容は、アイドリング時や走行時にエンジン音がうるさいとの事で御入庫しました。
異音を調べていくと、ミッション前側辺りから異音が出ていました。
おそらくミッション内部前側に付くオイルポンプベアリングから異音が出ていると判断。
部品を調べると、ミッション内部部品は設定が無く本体交換…しかも外販不可部品の為、ディーラーでの作業必須との事でした…
費用が高額になる為、なんとか山内ガレージで修理出来ないか?と考えた結果!
3万5千キロ走行車のミッション中古品を探し出し、そちらと載せ替えをお客様に提案。
承諾を得ましたので、早速ミッションを取り寄せて交換して完了!
と!言いたい所ですが…
7速ミッションは、ミッション内部にコンピューター基盤が内蔵されており、中古品だと前の車両情報が入力されていて、そのまま載せ替えしてもミッションがコントロール出来ないのです…
考えた結果!
コンピューター基盤は、現在車両に付いている物を使用して、修理する事にしました。
バルブボディを外した状態でオイルパンを元に戻して、ミッション本体を降ろします。
その後、ミッション本体(中古品)と載せ替えし、先程と同じ作業(バルブボディ取外し)を行います。
新しいミッションオイルを入れ、エンジン始動!
異音は、消え通常のエンジン音に戻りました!!
ロードテストを行い、異常が無い事を確認しお引渡しさせて頂きました。
お客様にも喜んで頂き、幸いです!
年々車も電子化が進み、一般整備工場では修理も難しくなってきていますが、今までのノウハウを活かし、工夫しながら整備を行なって行きたいと思います!
これからも、山内ガレージを宜しくお願い致します。
こんにちは、山内ガレージ 岩﨑です。
今回の修理依頼は、ベンツCクラス(W204)10万キロ走行の車両です。
走行時に低速から加速していき、70キロ辺りになるとゴロゴロ異音が発生してハンドルやシートが振動する、サイドブレーキ解除後に異音が出る、との事でご入庫です。
早速、点検をするとリヤハブベアリングからの異音が確認できたため、先ずはブレーキ廻りを分解。
ブレーキローターを外し、サイドブレーキ用のブレーキシューを点検すると亀裂が入っていた為、こちらも併せて交換します。
次に、サイドブレーキシューを分解するとカムも曲がっていました。
サイドブレーキ解除後の異音は、これが原因だと解りました。
以前に、規格外の長いホィールボルトで締められ、カムが曲がっていると判断しました。
(点検時は、純正ボルトでカムへの緩衝はありませんでした。)
サイドブレーキのカム部分が曲がっています。
ハブベアリングを外し、ベアリング本体にハウジングが圧入されているので、外して清掃していきます。
ロードテストを実施し、異音が出ない事を確認して修理完了です。
先月のBMWオイル漏れ修理ブログも、オーナー様から暖かいコメントを頂きました。
ありがとうございます!
これからもブログ掲載を頑張りますので、楽しみにして下さい。
山内ガレージを宜しくお願い致します。
こんにちは、岩﨑です。
最近は、季節的に暑くなりはじめましたので、エアコンやオイル漏れのご相談が増えてきましたが、
皆様、お車の調子はいかがでしょうか?
さて!今回の修理内容は、BMW335エンジンオイル漏れ修理です。
漏れ箇所は、エンジンオイルパンガスケットからのでした。
エンジンは、直列6気筒でFR(後輪駆動)の車両の為、エンジンを吊り上げてフロントサブフレームを外さないとオイルパンが外れない構造になっています。
写真では、伝わりにくいですが…
かなり大掛かりな修理作業になります。
ボルトは、軽量化の為アルミボルトになっており、外すと再使用できなので交換になります。
アルミボルトは、ボルトを伸ばして締め付けるアングルボルトの為、締めすぎるとボルトが折れ、締付けが弱いと後々に緩んで外れる為、整備資料を調べて規定トルクと規定角度で正確に締める必要が有ります。
ロードテスト後、オイル漏れが無い事を確認して作業完了。
近年の車両は、軽量化の為アルミボルトの使用多いので、トルク管理を徹底しています。
いつもブログを見て頂きありがとうございます!
山内ガレージ 岩﨑
皆さま
いつもブログを見て頂きありがとうございます。
今回は、姫路からご来店していただいたベンツW 124 です。
姫路では、専門的に整備をしてもらえる工場が無いという事で、お問合せをいただいた後に
打合せの為にご来店され、その後ご入庫となりました。
主に、エンジンと足廻りを全体的に修理させて頂きましたが、運転席と助手席の電動シート
上下作動不良(前後は動く)の修理内容です。
先ず、運転席と助手席のシートを車体から外します。
シートを裏返してモーターやギヤを点検していきます。
新車から長年乗られているお車なので、全体的にギヤ部分が摩耗しています。
原因は、モーターからギヤに力を伝えるワイヤーが有り、これが摩耗して長さが短くなって
動力の伝達が上手くいかず、上下の動きができなくなっていました。
部品を交換したい所ですが、生産終了で物が有りません…
ここで、山内ガレージの腕の見せ所です!!
単純に短くなっているので、伸ばせば良いのですが、どうやって伸ばすか?
考えた結果、ワイヤーに丸い鉄棒を溶接しそれを四角に削って形を整える事ができれば
直せるはず!
口で言うのは、簡単ですが…
意外と苦労しました。
ワイヤーの左右に鉄棒を溶接して延長します。
※ワイヤー延長前の長さは「382㎜」でした。
先に、ギヤ側のワイヤーを取り付け、ワイヤーの出面を確認します。
電動シート全て動くかを確認して完了!
このシートが意外と重量も有り、脱着も大変です。
なので、修理を一発で決めて直していかないと付けたり外したりで時間が掛かるし大変です。
一発で修理出来て良かったです!
今回は、エンジンオイル漏れ、パワステポンプオーバーホール、足廻りブッシュ交換がメイン
でしたが、シート作動不良にあたっては、部品が無くて修理が出来ないと最初は諦めていました。
お客様からの強い意向がありそれに応える事が出来、完璧な状態で納車ができました。
お引き渡し時に「最後に決めてくれてありがとう」という言葉が励みになりました。
最近では、お客様が来店時に『あのブログ見ました!』とか感想を伝えてくれるので、
嬉しく思っております。ありがとうございます!
これからも、山内ガレージ一同頑張りますので、宜しくお願い致します!
皆さま
こんにちは、山内ガレージ 岩﨑です。
いつもブログを見て頂き、ありがとうございます!
本日のご依頼内容は、ボルボ240エンジン不調(たまにエンジンが止まる)の内容になります。
触媒マフラーからのカラカラ異音がある事から、マフラーを外して触媒内部を点検します↓
通常は、触媒マフラーASSY交換になりますが、部品が生産終了で本国にも在庫無し
という事で、触媒内部のみを交換する事にしました。
先ずは、分解する為に触媒部分をカットします!
分解完了です!
次に、真ん中に映っている筒状の中に、形状に合わせて新しい触媒を組み込みます。
新しい触媒を溶接して組付け、本来の状態に戻します。
分解した触媒マフラーを溶接して組付け、耐熱塗料を塗って完成です!
マフラー分解時に取り外したO2センサーも交換させていただきました。
ここからは、エンジンの基本清掃内容です↓
エンジンの回転数を制御するアイドルバルブ清掃とスロットルバルブ清掃を行いました。
今回の「エンジン不調(たまにエンジンが止まる)」原因は、触媒マフラーが機能していない為、
プラグがかぶり気味になった事に加え、スロットルバルブの汚れアイドルバルブの汚れが原因
だったと考えられます。
長めにロードテストを行い、エンジンの調子を確認して作業完了です。
今回のように、生産終了部品であっても修理できる場合もございます。
何かお困りの事がございましたら、お気軽にご相談ください!
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