輸入車整備 有限会社山内ガレージ

有限会社山内ガレージ>スタッフブログ
有限会社山内ガレージ福岡県の外車・輸入車の車検・修理・整備・点検

ベンツ190エンジン整備

スタッフブログ

おはようございます!

山内ガレージ 岩﨑です。

最近は、朝晩の冷え込みが厳さを増してまいりましたが、皆様お変わりございませんか。

さて、今回のブログ内容は、車検で御入庫のベンツ190です。

点検後に車両を動かそうとエンジン始動するも始動性が悪く、エンジンがボトツキました。

すぐにエンジン燃料インジェクターの後垂れだと直感しました。

お見積書を作成し、お客様に内容をお伝えした所、修理お願い致しますとの事、すぐに修理を進めていきます。

燃料パイプを外す前は、周囲のゴミをブラシで清掃しその後、燃料ラインにゴミが混入しない様に気をつけて外していきます。

インジェクターのパイプを外しました。

ゴミが混入しない様に自作のメクラ蓋(赤丸)取付け
症状を確認する為、旧インジェクターもテストします
この機械を持っている工場は、少なくレアな機械です。

新品インジェクターをそのままエンジンに取り付けてはダメです。

新品インジェクターノズル先端部には、ノズルが固着しないように蓋がしてあり、圧力を掛けるとその蓋が外れ噴射する様になってます。

よって、新品も1本ずつ内部を洗浄してから、エンジンに取付けします。

新品インジェクター洗浄中
インジェクター交換完了
空気64% 燃料36%と表されています↑
空気と燃料の割合を50%に調整

作業終了後、始動性とロードテストドライブを実施しました。

走りが劇的に変わりました!

お客様に、交換部品を確認してもらい内容を全てご説明し、喜んで頂きました。

いつも作業時には、師匠から教え込まれた言葉を心がけています。

「修理+華のある仕事をしなさい!」

今回の華は、フューエルディスビの燃料パイプ取付部を磨きました。

これによって、エンジン性能が向上する訳ではございませんが、少しでも奇麗に気持ち良く

乗って頂きたい、ベンツに喜んでもらいたという想いです。

今後共、華のある整備を行なって参りますので、山内ガレージを宜しくお願い致します!

-2023.10.25

BMW X3 コロナリング点灯しない…

スタッフブログ

皆さま

山内ガレージ 岩﨑です。

皆様からの仕事面や健康面を気遣うお言葉が励みになり、日々整備に取り組めております!

ありがとうございます!

さて今回のご依頼は、公式LINEアカウントをご登録いただいているお客様から、BMW X3の

ヘッドライト内のコロナリング内側が点灯しないという事で問い合わせが有りました。

お客様から、LINEでのご依頼内容↑
矢印のLED点灯していない

診断機で点検した所、電気的故障は無かった為、LEDを点検しようとしましたが…

ヘッドライト裏のスペースがなく、点検するにもヘッドライト本体を外す必要があります。

分解前にお客様へ部品や点検費用等の金額をお伝えし、作業を進めさせて頂きました。

フロントバンパーやアーチモール外しての作業になります。

このLEDモジュールを交換しても治らない場合には、ヘッドライト本体交換が必要になる事が多い為、お客様にヘッドライト交換迄のお見積りを作成してご説明したところ、修理の承諾を頂きました。

作業を進めましたが、ヘッドライト側の照明パイプも焼けて光を照らせない状況です。

ヘッドライト本体の交換は承諾を得ていましたが高額です。

なんとかお客様の負担を減らしたい想いで交換以外に修理する方法がないかを考えました。

再度、お客様から承諾を得たので、LEDとパイプの距離が遠くなり光量が落ちる可能性がありますが、作業に取り掛かりました。

この照明パイプは、材質がもろくて割れやすい為、慎重にカットして粗い断面を鏡面仕上げする必要があります。

作業スペースが狭く、破損させないよう慎重にサンドペーパーの番数を変えながら断面を徐々に研磨して鏡面に仕上げていきます(汗)

焼けた部分がクリアーになりました。
コロナリングLEDモジュール交換

作業完了後、ヘッドライトテスターで問題がないことを確認しました。

結果的にLEDモジュールだけの部品交換で修理費用を抑える事に成功し、お客様にも喜んで頂き幸いです。

山内ガレージでは、今まで蓄積した経験により、工夫しながら修理する事を心掛けています。

創業者の教えである「ヒューマンサービス」の精神を第一に、お客様のご要望に取り組んで参ります。

今後とも、山内ガレージを宜しくお願い致します。

-2023.09.25

フィアット パンダ セミレストア(前編)

スタッフブログ

写真は、イメージです。現車では御座いません。

皆さま、異常な暑さが続いております。お体ご自愛ください。

私も、水分補給を忘れず整備に励んでおります。

さて、今回のご依頼内容は、フィアットパンダ(イタリア車)のセミレストア作業です。

元々お父様が乗られていたお車で、ご自宅の車庫で3年程眠っていたお車を息子さんに乗り継ぎしたいとのご依頼です。

屋根付きの車庫に保管されていた事もあり、外装はしっかりしていました。

問題は、エンジン廻りと足廻りに錆が広がっていた事でした。

まずは、燃料タンクを外して内部の錆を落とします。

下から写した写真です
下斜めからの写真です。
外から見た目もサビが進行しています。

燃料タンクは、内部のサビを落として再使用する予定でしたが…

あまりにもサビが進行し過ぎて、ワイヤーブラシでサビを落としていると、穴が開いてしまうぐらいに腐れておりました…

急遽、燃料タンク交換に変更。

燃料タンクを探しましたが、国内にも本国にも在庫が無く…自主製作してタンクを付けないといけないかと思い、そちらの構想を練っていましたが…新たに製作となると費用的にもお客様の負担になると思い悩んでいました…自宅に帰って、本国以外の国にアクセスしてみると!

な!な!! なんと!!! イタリア車なのにオランダにー!在庫が有る事が解りメールにてオーダーしました。日本到着まで船便と税関等の手続きで入荷に2~3か月要すという事でした。

諦めていましたが、本当に良かったです!!

奇跡です!

先に、下廻りと足廻りの作業を進めて行きます。

キャリパーピストンも固着してましたので、オーバーホールです。
サビの進行を止める薬の様な塗料です
薬が浸透すると黒くなります。
下廻りの全て薬を塗りました!
念の為に薬の上からサビ止め塗料も塗布。
最後に耐熱塗料で仕上げです。
耐熱塗料がブレーキ廻りに着いてますが、最後に全て新品に交換します。

サビは、癌と一緒で放っておくと、そこから進行し続けます。

よって、山内ガレージでは

①サビ落とし

②サビの進行を抑える塗り薬

③サビ止め塗料

④耐熱塗料仕上げ

3層構造で下廻りの処理をしています。

永く乗って頂く為に、下処理は念入りにやっております!

新品の燃料タンクはオランダにありましたが、チェックバルブとパッキンは本国以外の国にも無く、再使用しか方法がありません。

外すのにかなり時間と技術を要しましたが、文章での表現では長くなりすぎるので、写真を掲載せていただきます。

タンクカットしてチェックバルブ外し
ゴムパッキンが樹脂の様に硬くなりチェックバルブとパッキンが破損しない様に外しました。

作業から約3ヵ月後…やっとオランダより新品の燃料タンクが届きました(^^♪

執念で探した、燃料タンク!

やはり、新品部品は最高で安心ですねー!

前編は、ここまでになります。

いつも、山内ガレージを応援してくださる沢山のお客様ありがとうございます!

最近では、お客様から沢山の暖かいお言葉、差し入れ等ありがとうございます。

感謝しかありませんが、技術等で恩返し出来ればと日々整備精進してまいります!

いつも応援ありがとうございます!

新規のお客様にもお問い合わせ多数頂いておりますが、少数で作業している事もあり既存のお客様で入庫が2カ月先までご予約を頂いてる状況でございます。

ご希望に添えずご迷惑をお掛けしておりますが、ご理解の程よろしくお願い致します。

山内ガレージ 岩﨑

-2023.08.25

「部品整備作業場」に潜入

スタッフブログ

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

山内ガレージ田﨑です。

今回のブログは、工場長の岩﨑の作業現場を撮影してみました。

工場長の岩﨑を探していると、「部品整備作業場」に人影が…

覗いてみると、洗浄台で何か作業をしているようなので、そっとドアを開けて確認。

ミッションオイルパンの洗浄作業(ミッションオイル交換時)をしている最中でした!

山内ガレージでは、部品や精密機械を洗浄する時は、専用の洗浄機で丁寧に洗浄しています。

後から話を聞くと、お客様に見えないどのような部品でも、一度取り外すと清掃又は洗浄してから取り付けるようにしており、予防整備にもつながる大切な作業という事でした。

整備作業や洗浄は集中して取り掛かかる必要があり、手が離せない場合がございます。

その為、お電話をいただいても直ぐに対応ができない場合は、ご用件については事務員が内容をお伺いし、問い合わせ内容を記載して工場長より折り返しさせていただいておりますので、多少のお時間をいただいております。

皆様には、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

引き続き、丁寧な作業を心掛けてまいりますので、宜しくお願い致します。

山内ガレージ スタッフ一同

 

 

 

 

 

-2023.07.25

ベンツ500E(w124)エバポレーター交換

スタッフブログ

皆さま

山内ガレージ 岩﨑です。

いつもブログ見て頂き、ありがとうございます!

今回のご依頼内容は、エアコンが効かないとの事で入庫。

ガスを補充しても次の日には、ガスが抜けるという症状の為、事前に漏れ箇所を特定できるように蛍光剤入りのコンプレッサーオイルを注入し、ガスが抜けてエアコンが効かなくなったら再入庫をお願いしました。

数日後、エアコンが効かなくなり再入庫。点検は、エンジンルーム側からおこないます。

エンジンルーム側から分解します。
ワイパーモーター周りを外すと
エアコンフィルターが見えます。

エアコンフィルターを外すと、エバポレーターを覗く事が出来ます。

ブラックライトで照らすと黄色く光って漏れ箇所が判明しました。

エバポレーター交換は、ダッシュ廻り全てを分解しての作業になる為、皆様も見た事がないだろうと思い今回ご紹介したいと思います。

このケース内に、ガス漏れしているエバポレーターという部品が組み込まれています。

エバポレーターケースを分解していきます。

ブラックライトで照らすと、
やはりガス漏れが有りました。
エバポレーターケース分解後

分解後は、全て清掃して点検後、組み付けていきます。

中のダイヤフラムが破けると調整が出来ない為、風向きが変わらない症状が出ます。

このダイアフラムは、必ず点検をおこない悪ければ部品を交換します。

後から悪い事が判明したら、またダッシュパネルを分解する必要が生じるからです。

このピンクのダイヤフラムで、
色々な風の向きを調節する重要な部品です。

今回、全てのダイヤフラムが正常でした。

ヒーターコアとエバポレーターを組付けた写真 ↑

全て分解したダッシュ廻りのパーツを組み上げます。

最後に、エアコンが効く事を温度計で測りながら点検し、ガス漏れもチェック。

電装品も異常がない事を確認し完了です。

これから、夏を迎えますので、皆様も熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

エアコンの冷えが悪い等の症状が出ましたら、お気軽に山内ガレージ迄お問い合わせ下さい。

スタッフ一同

お待ち致しております。

-2023.06.25

新しい記事

アーカイブ

アーカイブ

ページトップへ