こんにちは。
山内ガレージです。
2019年がスタートいたしました。
今年もはりきって整備をしてまいります。
今年も山内ガレージをよろしくお願い致します!
2019年 第一弾はお客様へのインタビュー企画です。
オーバーホール無しで走行距離26万キロを達成されましたメルセデス・ベンツC230。
当社とも20年以上のお付き合いのあるお客様に、お話をお伺いさせていただきました。
おクルマの魅力や、日頃気をつけてらっしゃることなど
ご紹介をさせていただきます。
ご協力ありがとうございました!
長年ご愛用されているメルセデス・ベンツC230ですが、
このクルマの魅力についてお伺いさせていただきたいです。
このサイズ感がとても気に入ってます。
乗っていて本当に身体の一部のような感覚です。
どこに行くにも大丈夫ですし、細かい道でもスーッと入って行きます。
感覚が分かっているから、信頼して運転できます。
視野も広いし、運転していて違和感が全くないですよ。
ベンツの他のシリーズやボルボなど色々乗ってみましたけど、一番しっくりきました。
長距離を走ったり、山道なんかを走行するときも、アクセルをやさしく、ほんの少し踏んであげるだけで、スーッと走ってくれます。
この走行感は国産車では味わえない特別なものです。
安心感があって、安全に走れる。
このベンツは僕にとっては生き物みたいな存在。
お友達であり、常に会話する人であり。
「今日はどう?」と言って一人で会話してます。(笑)
僕にとっては会話が大事なんです。
一人で乗ったときはほとんど会話。
警告灯が点いたら「なんつきよっとー?」って(笑)。
そしたらちょっと機嫌が良くなって消えたりするんですよ。
雨が降ったりしたら機嫌が悪くなってまた点く。
そしたらハンドルをさすってあげるわけです。(笑)
例えば国産のハイブリッド車なんかだと、どこか電化製品のような感覚です。
悪くはないんですよ。
でも何か違和感がある。
一生懸命エコドライブで走るんだけど、踏み込んでエンジンが動いている感覚なんかが、やっぱり違う。会話が出来ない。
だから、このクルマに替わるものがないんですよ。
走行距離は26万キロを超えましたが、日頃から特に気をつけてらっしゃることはありますか?
必ず音。音は聞いてあげる。
エンジンルームを開けて見てあげています。
「今日はどんな感じかねー。」と話しかけて、水温が上がるまでじーっと待ってますよ。
落ち着いてからギアをいれて「さあ行こうかね」と。
それはどんな時でも守ってます。
いつもと少しでも違う音が聞こえたら、岩崎さんに電話を掛けます。
僕は専門家ではないですけど、だいたいこのあたりかな?という見当をつけて電話します。
「たぶんここが悪いかもねー?」って。
あと、必ず乗るときは、車体の下を覗いてから乗るんですよ。
オイル漏れなんかで地面に黒シミがあったら、あのあたりかな?と思って岩崎さんに電話します。
何かあったらすぐに電話して見てもらうようにしています。
運転の時は、ゆっくり動く、品よく乗る。
ベンツドライブ。絶対に急発進、急ブレーキをしないで、じわーっと車間距離を空けて乗る。
イライラしないで、品よく運転できる。
そうやっていたわりながら、乗ってあげます。
だから手放しができない。(笑)
いままで大きなトラブルもなかったですね。
クルマがちゃんと応えてくれているんですね。
そう、今まで苦労した感覚は特にないです。
出先で止まったことがないし、困ったなと思ったことは今までもう20年以上一緒に走ったけど、一度もない。
止まってレッカーにお世話になったこともない。
それは本当にありがたいですね。
人間で言うと定年間際です。
でもまだまだ現役っていうところ。(笑)
でも本当に一番調子が良くなったと感じたのは10万キロを超えたあたりからです。
エンジンの音とか感覚がすごく良くなった実感がありますね。
ほんとにいい子ですよ。
山内ガレージに最初に来てもらってから、もう20年以上の長いお付き合いになりますね。
先代の社長もすごかったですから。
エンジンの音を聞いて、「だいたいここが悪い」って分かってましたからね。
それには参りましたよ。
テレビなんかでやってる、音を聞いて見破る、というのはあるけど、それを目の前で見せられたら、「はい、言われた通りにします」って言うしかない・・(笑)
岩崎さんも山内さんも信用しているから、言われたとおりに修理してもらう。
だから、僕は助かってますよ。
「二人がいるからこの子を手放しちゃいかんやろな。」と思います。
愛着がある。
ともに生きてきましたからね。
信頼関係が全てでしょうね。
車の外側は僕たちも見えるから分かるけど、車の内側は見えないじゃないですか。
そこが信頼できないと、「ほんとに壊れているの?」って疑わざるを得ない。
プロはプロとしての仕事をやらなきゃ駄目だし、上から目線だったり、事務的な対応だったりでは、企業も人も生き残れないですよ。
常に相手方の要求に時代に沿って応えることが大事なんです。
僕は教員をしていますが、今の世代の子どもたちは生まれたときからスマホがある時代です。
彼らは彼らなりに考えているし、SNSの中でいじめに遭わないための自己防衛をしている。
明らかに僕たちとは感覚が違うわけです。
それを「自分たちの時はこうだった、こんな時代だった」と上から目線で生徒に言っても共感は得られないです。
時代は変わりますから。
そのためには、会話なんですね。
思っていることが何も言わないで伝わるか、というと全く違います。
言葉に出さないと伝わらない。
生徒ともコミュニケーションを取るし、ベンツともコミュニケーションを取る。
時代は変わっても基本はコミュニケーションなんです。
貴重なお話ありがとうございました。
今後とも山内ガレージをよろしくお願い致します。
アーカイブ