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メルセデスベンツS500 「エンジンチェックランプ点灯及びエンジンボトツキ修理」(前編)

スタッフブログ

今回は、メルセデスベンツS500の「エンジンチェックランプ点灯及びエンジンボトツキ修理」についてご紹介致します。(↑ エンジンを前から見たところです)

 

テスター診断での故障内容は、

「エキゾースト側のバルブのタイミングがずれている」という内容で、

現車の機械的な部分の確認をしました。

 

まずは、エンジン内部のタイミングチェーンの位置がずれていないかを確認。

V型エンジンなので、左右のタイミング位置を確認する必要があります。

↓ 左側

 

↓ 右側

 

点検したところ、やはり右側バンクのタイミングが少しセンターよりずれていました。↑

これではエンジンの調子は出ない為、分解してさらに原因を追究する事に・・・

 

(↓ 左右のタイミングカバー外し)

 

(↓ 左右のシリンダーヘッド外し)

 

点火タイミングがずれているのも有り、ピストンの頭がかなり汚れています。 ↓

 

 

最後にエンジンのど真ん中にあるタイミングカバーを外すと、 ↓

 

タイミングチェーンのギヤが出てきました。↓

↓ ギヤ拡大

 

 

点検すると、ギヤの支点となるセンターのギヤが摩耗してギヤの山が減っている為、

減った分がタイミング遅れになりエンジン不調の原因となっているようです。

ちなみにこちらが新品のタイミングチェーンギヤです。 ↓

 

・・・続きは後編(組付け)にて・・・

 

-2017.08.09

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