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メルセデスベンツE500 (W124) 雨水による浸水診断修理

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先日、左運転席及び後部フロアーが雨漏りによって浸水している

「H4年式のメルセデスベンツE500 (W124)」を入庫致しました。

長年、山内ガレージにて整備をさせて頂いているお車です。

 

どこから浸水しているか? 調査に入ります。

そのために左Aピラー下サイトパネルカバーやフロント~リアステップカバー脱着、センターピラーカバー脱着、前後フロアマット・バルクヘットのインナーマット切開脱着を行いました。

 

まず、左側側面からいろんな角度にて水を激しくかけましたが、左側側面からは何の形跡もありませんでした。

次に、前方からウィンドガラスに約30分くらい激しく水をかけ、40分ほど放置し再確認したところ、バルクヘットインナーパネル(ブレーキペダル及びアクセルペダルの前方)スポット溶接部分(溶接のムラ)から水がにじみ出ていました。

 

↓ スポット溶接から水がにじみ出ているところ

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原因は、バルクヘットアウターとインナーの合わせ接合部の排水穴に目詰まりを起こし、ウィンドガラスから流れ込んだ雨水がスポット溶接部分よりも上昇したため、溶接部分のムラより車内ににじみ出ていたと考えられます。

 

CIMG1276

 

 

 

ここから修理に入ります!

修理内容としては、浸水していたフロアーマットの乾燥・スポット溶接部処置・バルクヘット水抜き穴の清掃と追加です。

 

  ↓ フロアーマットを切断して脱着(切断箇所は上敷きで隠せる所にて) ※写真横向きで見づらいかと思いますが・・・

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 ↓ フロアマットのスポンジの乾燥。 

スポンジ表面が乾きにくい素材(表面がつるつるに加工)の為、切り開いて天日干しし乾いた後に接着。

 

CIMG1001

 

↓ バルクヘットインナーの内側スポット溶接部をシリコンコーキングを施して銅板を丸くきり貼付け

 

 

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↓ バルクヘットインナーのエンジン側からスプレーボンドでコーキング処理

 

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↓ バルクヘットの水抜き穴清掃及び念のための水抜き穴追加穴あけ加工(2か所)

 

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最後に水漏れしないか再度水かけ調査を行いまして水漏れが止まっていることを確認し、納車させて頂きました。

 

 

 

 

-2017.02.02

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