皆さま
いかがお過ごしでしょうか♪
早いもので、もう2023年も終わろうとしております。
歳を重ねる毎に時間や歳の間隔が早くなるといいますが…まさに早すぎる感覚です。
学生の時は、時間が過ぎるのが遅く感じ、早く大人になりたいなんて事も思っていました。
皆んな、同じ時間なんですけどねっ!(笑)
さて今年最後のブログになります!
今回の修理内容は、ベンツC200(w204)エンジン始動するが回転数が上下(ハンチング)して動こうとするとエンジンがストール(止まる)という症状で入庫しました。
まずは、セオリー通り診断機(テスター)で診断した所、内容は、写真の通りの内容でした。
上記内容を踏まえて診断に入っていきますが…
ここで入口を間違えると遠回りの診断になるので、ここは慎重に考えて進んで行きます。
この診断機を元に修理を行うと診断機に出た不具合部品を交換しがちですが。山内ガレージは、違います!
エンジン不調の時は、アネジュです!笑
これが基本になります!
アネジュのアは、エンジンの良い圧縮
アネジュのネは、良い燃料
アネジュのジュは、良い潤滑(良い火花)
です。
よって、エンジン不調の際は、ここから点検していきます。
まずは、圧縮比の点検(今回は、問題有りませんでした)
燃料圧力の点検。ここでまず引っ掛かりました。燃圧は、個々違いが有り今回の車両は、少し高めで6キロぐらい必要です。
実際には、3キロ半分ぐらいの燃料圧力でした。
次に良い火花という事で、火花を点検しましたが、異常は、有りませんでした。
上記内容を点検せずに診断に入ると違う方向から診断する為に、変えなくて良い部品を変えたり結果治るかもしれませんが、遠回りの診断になる為、お客様への負担が増えたりと良い事は有りません。
診断機の内容は、信用すると大変な事になるので、山内ガレージでは、師匠から教わった基本的な事を守り整備を行なっております。
何が悪かったかというと、燃料ポンプ不良でした。
燃料圧力を測ると3キロぐらいでギリギリエンジンは、始動するが燃料圧力が低い為吹き上がらずエンジンの力も出ない状況でした。
燃料ポンプを交換する前にダメ推しで、エンジン内部洗浄のマシーンをエンジンに繋ぎ燃料圧力を5〜6キロに上げエンジン始動すると、エンジンの調子や吹き上がりも良くなった為、燃料ポンプを交換する事にしました。
燃料フィルターが詰まっていても同じ様な症状が出る為、先に燃料フィルターを交換して症状を見るも変化がない為、燃料ポンプ交換へ移行しました。
いつ交換したか解る様に日付も記載しました。
燃料ポンプは、リアシート下にある為、シートを外しての作業になります。
全て交換後、エンジン始動させロードテストを行い、診断機にて故障が無いか再度確認後、修理完了しました。
今回のポイントは、診断機の内容に惑わされず診断出来た事です。
基本的な点検を怠らず行えた事で早くて正確で金額的にも最小限で行えた事が良かったです。
お客様にも喜んで頂きました。
この様な修理を来年も心がけて
山内ガレージ一同精進して参りますので、来年も引き続き宜しくお願い致します!
山内ガレージ 岩﨑
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