こんにちは。
山内ガレージです。
今回の修理依頼内容は、エンジン始動後、室内エアコンよりカタカタ異音がするという内容でした。
こちらは、W203 W208 W209の定番の故障内容ですね〜💦
この車両は、エンジン始動時にエアコンフラップの初期作動を必ず行う設定になってます。
全てのフラップが良くても悪くても動くので、その作動音が問題無ければ音はしないのですが、
問題が有れば作動時に「カタカタ!コトコト!!」と異音がします。
初期動作が終われば音は止まるのでほとんどの方が修理せずに乗っているのが現状ですが
今回こちらのお車は、特別な想いのあるお車でして
お父様が乗られてる車両を息子さんに受け継ぐにあたって
ちゃんと治してあげたいとの事で、今回のエアコンの修理に至りました。
僕も気合いを入れてがんばります!
まずはテスターにてカタカタ異音の原因の目星をつけてバラします!
テスターでは以下の内容がエラーとして残っていました。
ある程度の原因箇所を特定して室内分解します!!
やはりエアコンのアクチュエーター部分ですね。
バラバラです…
さらにバラバラにします…💦
この写真をお客さんに見せると
元に戻るんですか?と心配されてました(笑)
戻ります!!戻します!!(笑)
エアコンフラップの修理をするにはエアコンそのものを外さないと
修理出来ない構造なのでエアコンその物を室内から外します。
こちらの写真がエアコン本体です。
これから本格的にエアコンの修理を行います。
エアコンフラップは、各10個のモーターで作動していますが、全部交換したい所ですが…💦
1個のモーター価格は3万円から。
ですのでモーター全部交換すると30万円部品代だけでかかります。
それは出来ないので悪い所だけを交換しました。
今回は4カ所のモーター交換です。
モーターを外すと中に樹脂製のギヤが入っていますがこれがやはり破損してました💦
モーター側も削れた白い粉が出てました。
こちらが音の原因ですね!!
モーター交換後の写真です。
モーター4カ所の交換と全ての樹脂製ギヤを交換して車両に組み治し、
朝イチの嫌なカタカタ異音も無くなり作業終了です。
お客様にも喜んで頂けました‼️(笑)
こうして手を掛けて修理して行く事で、皆さま愛着が湧いてくるんだと感じました✨
それと同時に修理をさせて頂いてる僕たちも、その車に対して愛着が湧いてきます‼️
愛情を注いであげたお車はきっと応えてくれると信じていますし、
これからも大切にしてもらえることで、お車も喜んで走行してくれると思います。
最後まで見ていただいてありがとうございました!!
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