皆様こんばんは。
今回は、「アウディ TTクーペ(2007年式 エンジン型式:ABA-8JBWA)」の
エンジンチェックランプ点灯における点検と修理内容をお伝えします。
まずは皆様、今年2月より車検時における基準が厳しくなったのをご存知でしょうか?
「前方エアバッグ▽側方エアバッグ▽ブレーキ▽ABS▽原動機」の
警告灯が点灯・点滅したり、警報ブザーが鳴ったりしたままでは車検の審査を受けられなくなりました。
もちろん安全性を高める為、きちんと整備をした上で車検を受けるということです。
こちらのアウディ、車検にて入庫しましたがエンジンチェックランプが点灯していました。
まずは車検点検の前にエンジンの診断に入ります。
オーナー様のお話ではエンジンの調子は悪くないとの事、まずはテスター診断から。
ここは最新テスターの出番です!
テスターで「アイドリング時に燃料が濃い」という診断内容です。
この診断内容でピン!と来たので、まずは「エンジン内エアー吸い」の点検を行いました。
バキュームゲージを使用してアナログ的に確認する方法もありますが、
今回は最新テスターを使用してますので、テスター内のデジタルで確認しました。
アイドリング時に問題無い時は、下の写真のようにエンジン負荷が約15%。↓
問題のある時は、これが約20%まで上がっていることが分かりました。↓
これはエンジン内部に基準値以上の空気がどこからか入ってきていると判断し、
どこから入ってきているかを確認します。
エンジンを始動しパーツクリーナーを吹きかけながら、
エンジンの調子が変わる部分を確認。
すると、怪しいのがバキュームポンプの配管。↓
この部分にパーツクリーナーを吹きかけると、エンジンがボトボトとなり調子が悪いので、
パイプを点検したところ少し亀裂!!
さらにパイプを外してみると、パックリと割れていました。
バキュームパイプの交換を行い、修理は完了。
エンジンチェックランプの点灯も消え、車検も無事に終わり納車する事が出来ました。
警告灯が点灯している、なんか調子が悪い・・・などお車の気になる点がありましたら、
山内ガレージスタッフまでお気軽にご相談ください。
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