いつも山内ガレージのブログをご覧いただきありがとうございます。
連日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
山内ガレージでも、暑さに負けずスタッフ一同、日々整備に励んでおります。
さて今回のご依頼は、フォルクスワーゲンユーロバンエアコンの風向き調節が効かないとのことです。
この車両はアメリカからの並行輸入車で、日本国内にはわずか20台しか流通していない非常に希少なモデルです。
そのうちの2台を山内ガレージで整備させていただいており、もう一台は以前ブログにて紹介させて頂きました。
今回の症状は、エアコンはよく効いていて寒いくらいなのですが、風がフロントガラス側(デフロスター)からしか出ず、運転席の正面にはほとんど風が出ません。
そのため、長時間乗っているとガラスが曇ってしまい、困っていますとの事。
点検や修理するには、室内のダッシュパネルを外し内部のエアコンフラップの動きを点検する必要があり、重整備となりますので
お客様の承諾を得て作業に取り掛かります。




稀少車で整備マニュアルもないので、ひとつの部品を取り外すのにも、経験を活かしながら慎重に分解を行いました。(汗)


エバポレーターケースを分解したところ、もともと風の流れを仕切るためにフラップに貼り付けられていたスポンジテープが、経年劣化により剥がれ落ちていることがわかりました。
そのため、風を正しく仕切ることができず、吹き出し口の切り替えが正常に行えなくなっていたことが原因でした。
吹き出し口からスポンジが出てくると、お客様も仰っていました。

風向き切替用ダイヤフラムの破れも点検↓
異常はありませんでした。


生産が終了している部品ですが、新品の部品でも経年劣化によって今後も同様の症状が発生する可能性がありました。そこで、お客様と相談の上、再発防止を考慮した修理方法を検討しました。
その結果、フラップの修理として、穴の部分はアルミテープで塞ぎ、その周囲は隙間テープで塞ぐことになりました。





エバポレーターケースを組み付け、修理完了!
正常にエアコンの風向き切替が出来るようになり、お客様にも喜んで頂きました。
この様な貴重な車両を整備させて頂き感謝しております。
今後共お客様に喜んで頂ける様な整備を行なっていきたいと思っておりますので、山内ガレージを宜しくお願い致します。

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