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BMW750Li(E66) オイル漏れ修理

スタッフブログ

皆様こんばんは。

今回は、2007年式 走行距離:15万Kmの「BMW750Li(E66)」のオイル漏れ修理の様子をご紹介します。

 

走行中にエンジンオイルがどんどん漏れて、エンジンオイル補充警告灯が点灯するとの事で入庫しました。

エンジンをかけて下を覗くと、「ポタッポタッ」とオイルがかなり漏れているのを確認!

すぐにピットにいれて下回りを確認すると、オイル漏れが激しすぎてどこから漏れているのかわかりません・・・

 

まずオイル漏れを洗浄し、漏れ箇所を確認。

漏れている箇所は下記の3か所と判明!

①エンジン左 エンジンオイルクーラーフランジガスケット

②エンジン右 バキュームポンプ

③エンジン左右 カムシャフトソレノイドコイル

 

では、早速修理に取り掛かります。

まずは①の修理をするために、周りの補器類を外します。

(電動ファン・オルタネータ・パワステポンプ)

エンジンを持ち上げ、

 

左のエンジンマウントを外し、次にエンジンマウントブラケットを外すと

 

やっとオイルクーラーフランジがでてきます。

 

オイルクーラーフランジを外すとこんな感じです。

 

 

外したエンジン側は ↓

 

 

オイル漏れの原因は、ガスケットが劣化してゴム部分がプラスチック状になり、漏れが激しくなったようです。

ガスケットを交換し ↓

 

フランジを取付て①は終了 ↓

 

次は②エンジン右バキュームポンプの修理です。

 

拡大 ↓

 

これもまたポンプのOリングのみ部品があると思い調べると、ポンプ本体の供給しかないと言われました・・・

部品が高額の為、何とかならないか? とまず分解!

 

 

これもまた、中のOリングが劣化しての漏れの様で・・・(;^_^A

なんと!! このOリングだけを探し出し、交換して終了。

 

 

最後に③エンジン左右カムシャフトソレノイドコイルの修理です。

 

コイルを左右4個外すと、これもまたOリングの劣化です・・・

 

Oリングを交換して、取付 ↓

 

 

全オイル漏れ修理終了!

ロードテストを行って再度オイル漏れのチェック、オイル漏れも止まり修理完了です。

 

BMWにかかわらず、やはり年数と走行距離によってゴム関係の部品は劣化が進行するようですね。。

早めの点検と交換をお勧めいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2017.11.15

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