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BMWアルピナB10(E24)走行中ブレーキが軟くなる危険!

スタッフブログ

こんにちは。山内ガレージです。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回はBMWアルピナB10(E24)で、走行中にブレーキが軟らかくなり、強く踏まないと効かないという症状で入庫した事例をご紹介します。

ブレーキは命に直結する重要な部分ですので、慎重に点検を行っていきます。

点検の結果、冷間時は問題ありませんでしたが、暖気後にブレーキがおかしくなることが判明。

さらに調べると、ブレーキを踏んだ後にキャリパーピストンが戻らず引きずりを起こしていることも確認できました。

 

原因の切り分けを行ったところ、エンジンルーム内の温度が70〜80度になるとマスターシリンダー内部でブレーキオイルがリークしていることが分かりました。

部品の交換が必要ですが…

BMWの6・7・8シリーズは1982〜1989年の間特殊な油圧式ブレーキシステムを採用しており、部品を探すのに一苦労しました。

このブレーキシステムは、マスターシリンダー・パワーシリンダー・アキュームレーター・レギュレーターで構成されており、

部品は、アメリカとドイツから取り寄せました。

 

アキュームレーター内部にもガスが入っておりガス抜けするとブレーキアシストも不安定になり、軟らかくなる原因になる為、併せて交換しました。

全ての部品交換後、ブレーキオイルのエア抜き作業を確実に行い、念入りにロードテストを実施いたしました。

冷間時、暖気後ともに、ブレーキ作動に異常がないことを確認し、無事にオーナー様へご納車させていただきました!

ブレーキは特に命に直結する重要箇所ですので、山内ガレージでは常に確実で丁寧な作業を心がけております。

 

今後とも、山内ガレージをよろしくお願いいたします。

 岩﨑

-2025.10.27

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