こんにちは
山内ガレージ 岩﨑です。
最近では、気温も上昇して過ごしやす日が続いており、山内ガレージ一同笑顔で頑張っております!
今回の修理内容は、ボルボ240 直列4気筒エンジンヘッドガスケットよりクーラント漏れ修理です。
エンジン前側ヘッドガスケット部分より、クーラント漏れを確認しました。
先に概算でお見積りを行い、お客様と打合せ後、修理に取り掛かります。
シリンダーヘッドの歪みは、ありませんでしたが、予防の為ヘッド表面を0.23㍉表面を研磨(面研)しました↓
燃焼室もカーボンで汚れていますので、清掃します↓
ヘッド面にウォーターメクラキャップがあり、こちらも交換します↓
新品のメクラキャップ部品を確認したところ、生産終了だった為、急遽国産車用を流用する事にしました。
ボルボのメクラキャップ規格が直径21㍉と29㍉と奇数に対し、国産車用のメクラキャップ規格が偶数の22 ㍉と30㍉。
共に1㍉オーバーサイズなので、削って加工しました。
メクラキャップを取付ける工具も自社製作しました!!
次は、エンジンブロック側の清掃を行います↓
エンジン前側のクランクシャフトオイルシール交換↓
山内ガレージでは必ずシリンダーヘッド脱着時、ガイドボルトを作成して取付けを行います↓
この方法は、師匠からの教えです!
なぜこの方法を行うか?
シリンダーヘッドを取付ける際、新品のシリンダーヘッドガスケットに傷をつけない為です。
傷付けてしまうと圧縮漏れやクーラント漏れをおこす可能性がある為です。ガイドボルトに併せてシリンダーを取り付ければ、傷を付けずに確実に取付ける事が出来る為です。
補器類を取付けていきます↓
エンジンを始動し、クーラント漏れのない事を確認。
ロードテストを行い作業完了。
調子良く走ってくれています!
お客様にも喜んで頂き、このボルボ240も喜んでくれてると思います。
今回の修理で、エンジン寿命も伸び山内ガレージとしても幸いです。
これからも社員一同頑張りますので、
宜しくお願い致します!
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