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ベンツ(W211)7速ミッション内部より異音修理

スタッフブログ

皆さま

山内ガレージ 岩﨑です。

今回は、ディーラーでしかできない??修理をご紹介します!!!

ご依頼内容は、アイドリング時や走行時にエンジン音がうるさいとの事で御入庫しました。

異音を調べていくと、ミッション前側辺りから異音が出ていました。

おそらくミッション内部前側に付くオイルポンプベアリングから異音が出ていると判断。

部品を調べると、ミッション内部部品は設定が無く本体交換…しかも外販不可部品の為、ディーラーでの作業必須との事でした…

費用が高額になる為、なんとか山内ガレージで修理出来ないか?と考えた結果!

3万5千キロ走行車のミッション中古品を探し出し、そちらと載せ替えをお客様に提案。

承諾を得ましたので、早速ミッションを取り寄せて交換して完了!

と!言いたい所ですが…

7速ミッションは、ミッション内部にコンピューター基盤が内蔵されており、中古品だと前の車両情報が入力されていて、そのまま載せ替えしてもミッションがコントロール出来ないのです…

考えた結果!

コンピューター基盤は、現在車両に付いている物を使用して、修理する事にしました。

思ってた以上にオイルも汚れていました。
内部に附着しているオイルも色が変わって汚れているのが解ると思います。
ここでミッション内部エレクトリック基盤が見えます。
この基盤を再使用します。

バルブボディを外した状態でオイルパンを元に戻して、ミッション本体を降ろします。

その後、ミッション本体(中古品)と載せ替えし、先程と同じ作業(バルブボディ取外し)を行います。

中古ミッションの方は、距離数が少ないので附着しているオイルも赤色で汚れが少ないです。

新しいミッションオイルを入れ、エンジン始動!

異音は、消え通常のエンジン音に戻りました!!

ロードテストを行い、異常が無い事を確認しお引渡しさせて頂きました。

お客様にも喜んで頂き、幸いです!

年々車も電子化が進み、一般整備工場では修理も難しくなってきていますが、今までのノウハウを活かし、工夫しながら整備を行なって行きたいと思います!

これからも、山内ガレージを宜しくお願い致します。

-2024.07.25

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