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ベンツ420SEL(W126)リフレッシュ(前編)

スタッフブログ

皆さま

いつも弊社ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、メルセデス・ベンツ 420SEL (W126) がご入庫されました。 お客様は車両をご購入されたばかりとのことで、全体的なリフレッシュをご希望されての整備となります。 走行距離こそ多くはないものの、やはり年月の経過と共にゴム部品の劣化が進行しておりました。

全ての作業をご紹介いたしますと長くなりますため、今回は特に重要なポイントに絞ってご紹介させていただきます。

①ミッションオイル漏れ

②フロントナックルアームボールジョイント交換

③リアドライブシャフトオーバーホール

まずは、ミッションを降ろしオイル漏れ箇所の点検と修理です↓

ミッション降ろし↑

ミッションのトルクコンバーターを外し、ミッションフロント側のミッションオイル漏れの点検を行いました。

こ明確なオイル漏れは確認できませんでしたが、予防整備としてトルクコンバーターのフロントオイルシールを交換いたしました。

オイル汚れは、エンジン側のオイル漏れが流れ込んだ模様で、エンジンリア側のクランクオイルシールも点検・修理を実施いたしました。

リアクランクオイルシール及びハウジング外し↑

エンジンリアクランクオイルシールも新品に交換を行いました。

続いてミッション外部のオイル漏れ修理を行います。

右側面のキックダウンソレノイドガスケット交換↑
左側面バキュームモジュールとインヒビタースイッチ交換

次にフロントナックルアームボールジョイント交換です。

ボールジョイントブーツ破れ↑

このボールジョイントはアームに圧入されており、その脱着は非常に困難な作業となります。
山内ガレージでは、このような作業に対応するため、独自に専用工具を製作し、確実かつ安全な交換作業を行っております。

最後にリアドライブシャフトオーバーホールです。

以上の作業により、足廻りのリフレッシュ整備が完了いたしました。

クラシックカー、オールドカーは、製造から長い年月が経過し、ゴム部品やシール類の劣化が進行しているケースが多く見られます。 山内ガレージでは、このようなリフレッシュ整備を通じて、お客様の大切な車両が末永く快調な状態を保てるよう、日々技術の研鑽に努めております。

次回後編では、エンジン関連の整備等をご紹介させていただく予定です。 引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

山内ガレージ社員一同、皆様にご満足いただけるサービスをご提供できますよう、健康管理にも留意し、一層精進してまいります。 季節の変わり目でございますので、皆様におかれましても、どうぞご自愛くださいませ。

山内ガレージ 岩﨑

-2025.06.25

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