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BMWアルピナ B7Sターボクーペ 世界一美しいと称されるクーペ

トピックス

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

現存していることが奇跡。長年かけて仕上げられた一台。

 

実はこの車両、6年間放置されており、あらゆる箇所の損傷が激しかったとのこと。外装ともにボロボロで、初めて当社へお持ちいただいた時は代表がお断りした経緯があります。
オーナー様の執念で4年間かけて鈑金塗装され、当社で長い間修理を行ってきました。
当時世に送り出された30台のうちの1台、B7Sターボ クーペをご紹介させて頂きます。

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

特徴的なフューエルディストリビューター。純正品は生産中止で手に入らず、同型のものを調達し組み合わせて使用している。

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

やはり弱い電気系統。純正ハーネスへの負担を減らす為ヘッドライト系の電気はバッテリーから直でつないでいる。そのためにリレー、配線類を新設。

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

綺麗に張替えられた室内。レトロな質感をこわさないオーナーのこだわりが見られる。

 

エアコン・コンプレッサーはトヨタグランビア用を流用。

 

エアコンガスが高い、環境にも悪いとのことで、冷媒ガスをR-134aに変更。このためエアコン・コンプレッサーをトヨタグランビア用を流用して取付け。パイピングもすべて当社にて自作取付けしています。リキッドタンクの純正取付け位置は熱がこもりやすいため、フロント部に移植。あらゆる箇所に工夫が施されています。

 

手を施していない箇所はほぼない。それだけ手間がかかる。それでも価値のあるクルマ。

 

燃料タンクの錆をはじめ、各所の劣化が激しい車両だけに、ほぼすべての箇所に手が入っています。
一箇所を直しているうちに別の箇所が悪くなる。この年代のクルマの整備はその繰り返しです。
「人を一人養っているくらいの手間とお金がかかる」とオーナー様がおっしゃっておりました。
それだけ愛情をかけられるクルマということですね。

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

1985年製BMWアルピナ B7Sターボクーペ

 

 

 

-2016.10.18

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