輸入車整備 有限会社山内ガレージ

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2020年ありがとうございました。

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皆様、こんにちは。

山内ガレージ溝部です。

今年もあと数日で終わろうとしています。

一年を振り返ってみましたが

コロナでの自粛、オリンピックの延期など

明るい話題もなく何もいいことがなかったなと…

来年は、いい年になるよう願います。

山内ガレージは、本日12月26日をもちまして2020年最後の営業日になりました。

岩﨑工場長 、今年最後の整備しています。毎年あわただしくなりますね~(笑)

一年の感謝を込めて掃除中

皆さま、今年も山内ガレージにご入庫してくださり、本当にありがとうございました。
お客様にご納得いただき、さらに喜んでいただけるよう、努力していきたいと思っております。

2021年もどうぞよろしくお願いいたします!

-2020.12.26

ベンツC 240(W202)電気廻り動かなくなって行く…

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皆さま、こんにちは!!

いつも、元気な岩﨑です!!

季節的にも寒くなり、すっかり真冬の到来ですが、風邪などひかれてないでしょうか?

皆さまにおかれましてもお身体ご自愛下さい。

さて!今回修理依頼の車両は、

ベンツC 240(W202)です。

※私もこの車両の排気量2000ccクラスに乗っております。

今回お客様からの修理依頼内容は、走行していると運転席のパワーウィンドが動かなくなり、次に助手席側、次に後左右のパワーウィンド、次にウインカー、次にワイパー

、次にドアロックと順番に動かなくなると言う症状で、これを修理し下さいとの依頼でした。

正直、最初は何処から点検していいのか解らず考えました。

その結果、まずは電気廻りの配線図の確認から始めました。パワーウインドとウインカーとワイパーがどんな繋がりがあるのか点検して配線の絡みを頭に入れた上で車両の点検を始めました。

電気廻りの配線図です

ところが…ここで問題が発生し!!

お車のお預かり後、症状の確認をしたところ…

全く症状がです…正常に全て動くのです💦

お客様にその旨をお話し、とりあえずまた症状が発生してから再度入庫・点検しましょうという事で、一旦お車をお返しする段取りを行いました。

お引取り前に洗車をし、ご来店時に再度症状をお客様と一緒に再確認した所!!

動かなくなっていたのです!!💦

何故!!と考えた結果、洗車した時の水ではないか?とフロアマットを触るとやはり濡れていました…

おそらく外からの雨や水で、変な症状が出ていると気付きました!!

再度お預かりし点検です!

助手席のフロアマット濡れていました。

まずは、雨漏れ箇所の点検です。

ブログ初の動画です(笑)↓

室内のエアコンケース内からの水漏れです。

何故、こんな所から水が入るのかと思ったのですが…外気を取り入れる場所じゃないかと思い、

まずはその箇所を点検する事に…

写真左がボンネット側 右がフロントガラス側
水抜き箇所は、見えにくい箇所に有り
見えづらいです。

通常では、このケース内に入ってきた雨や水は抜ける仕組みになっているのですが…今回は水抜き箇所がゴミや泥で詰まり、雨や水の量が多いと外気導入口から溢れた分が入り込み、

室内の配線に入り込む事で、今回の症状を起こしていた様です。

泥もかなり溜まっていました💦
水抜き穴も清掃し、綺麗にしました。

これで、室内に雨や水が入る心配は無くなりました。

次は、室内の配線の修理です。

助手席の足元に配線が有ります。
横から見た写真です。
カプラーも外し中を点検。
配線の接点部分を洗浄スプレーで洗います。
接点の電気の流れを
接点復活スプレーで良くします。
配線の点検中、接点箇所が白くなり
腐食している
箇所がありました。
これが、電気廻りが動かなくなる原因です。
中も腐食していました。
この場所も接点洗浄と接点復活スプレーを
塗布しました。
綺麗になりました!

この状態から電気廻りを全て点検し、異常が無い事を確認し、分解した所を組み付けて作業完了しました。

お客様にも原因が解り良かったですと喜んで頂き、ほっとしました(笑)

今年も残す所あと半月となりました!

今年も色々な車の修理内容有りましたが…(笑)

世界的には、コロナの問題もありましたが…

皆様のおかげで、山内ガレージも怪我等も何も無く、無事に2020年も終えようとしております。

山内ガレージスタッフ一同

少しでもお客様の期待に応えれる様に日々精進して参りますので

これからも、宜しくお願い致します!

-2020.12.13

ベンツSL500(R230)部品はドイツに2個…

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皆様、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

ブログ初登場させていただきます田﨑(45歳)です。今回ご紹介させていただくお車は、10月のブログでもご紹介したSL500になります。

今回は、バリオルーフを開閉した時にサイドパネルのフラップが破損して外れてしまったようです。

フラップ取付部を確認したところ、3箇所全ての爪折れや変形があり、フラップのステンレス棒を固定する事ができずに外れたようです。

サイドパネル
フラップ取り付け部

このままでは、オープンにした場合に片方だけ穴が空いたようや状態になるので、お客様から修理を依頼されました。

部品を調べると、国内に在庫は無くドイツに2個あるのみ…しかも部品代が約29万でした!

お客様にご連絡してお伝えすると『今回はフラップが取れただけで、走行に支障はないので修理は諦めます』とのお返事でしたが、電話先のお客様の声で本当は修理されたいお気持ちが伝わりました。

私は、あの3箇所の爪さえ修理できれば、なんとかなるのではないかと考えました…フラップのステンレス棒を固定でき、開閉時の動きに耐えれる物はないかと…そしてフラップからステンレス棒を引き抜ける事を確認し、観察していると…そうだ!閃きました。

再度、お客様に連絡をして試したい事がある旨をご説明し、作業の許可とお時間を頂きました。

私が閃いたのはこれです↓

配線を接続する端子です!

ステンレス棒を観察して気付いたのが、棒の太さがオーディオ等に使われる配線に近いサイズだったのです。早速、端子にステンレス棒を差し込んでみたところ、ジャストサイズです!しかし、もちろんこのままでは使用できませんので加工が必要です。

先ずは先端部を切除してノギスで採寸した寸法まで削り、厚みを調整する為に表面も削る必要があります。

しかし、この作業にとても必要な道具が足りない事に気付きました。

老眼鏡の使用目安…45歳から必要なんですね!

早速、道具(老眼鏡)を購入して作業開始です。先程までと違い手元がとても良く見えます(笑)

右が加工した端子です。

破損した3個のフラップ爪は、1番原型があるのをセンターを出す為に残して補強し、他の2個は切除して加工した端子を取り付けます。取り付けには強力な2液性樹脂接着剤を使用します。イメージは出来ていますが強度が心配なので動作テストが必要です。

仮止めした状態です。

さらに接着剤で端子を接着させます。接着剤が硬化したのでフラップをサイドパネルに取り付けて動作確認をしましたが、接着だけではフラップが開く際に上に持ち上げられる力に耐えれませんでした…

そこで、端子が引っ張られる力に耐えれるように再度加工する事にしました。今度は端子の1割くらいをカットして曲げてフラップの爪裏に引っ掛けて固定します。これで開閉時の強度も問題ないはずです!

画像では、分かりにくいと思いますが、老眼鏡でハッキリ見えている私はイメージ通りです。加工した端子を2箇所に固定して外れないように接着します。

接着は開閉時にフラップに干渉しない範囲で樹脂接着剤で沢山覆って完全に固定しました。(接着剤添付後の画像が保存されていなかったので、企業秘密という事で…)

後は、端子と接着剤の所に黒色塗料を塗り、隙間から見えても分かりにくいようにし、サイドパネルにフラップを取り付けました。

フラップ取り付け後の動作も問題無しです!

最後に、サイドパネルを車両に取り付け、実際にバリオルーフを開閉してチェックした所、問題なくフラップも開閉する事を確認いたしました。

お客様に連絡をして修理ができた事をご説明したところ、とても喜んでいただけたので私まで嬉しくなってしまいました。

山内ガレージ創業者の山内さんから、『常に身の廻りにある物で、何か修理する際に流用出来ないか考えておく必要がある』とう言葉がありました。

山内ガレージでは、単に壊れた部品は交換するだけではなく、修理する方法がないかも常に考えて作業させて頂いています。

皆様、これから本格的な寒さに向かう時節になりますので、風邪など召されませぬようご自愛ください。

-2020.11.30

アウディA4クワトロ(オールロード)水温が上がらない。

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皆様こんにちは、山内ガレージ溝部です。

最近では、新型コロナが寒い地域で感染拡大が増えており、第3波が心配です。

福岡でも寒くなるごとに感染が拡大する可能性がありますので、皆様感染予防に取り組みましょう。

今回の修理は、アウディA4クワトロ(オールロード)の水温が上がらずヒーターが効かないという症状です。

エンジンチェックランブも点灯していましたので、診断機での診断から行います。

故障コードの内容です。

サーモスタットが機能していないので交換作業を行います。

インレットマニホールドの下にサーモスタットとウォーターポンプがついています。

通常は、インレットマニホールドを外してガスケットの交換作業を行いますが、ガスケットが高額の為、作業効率は悪くなりますが費用を抑える事ができるので、今回はインレットマニホールドを外さずに作業を行います。

狭いスペースに取り付けてあります。

ベルトを外してボルト5本外してウォーターポンプを取り外します。

よく見えない所についているため大変な作業です。

何とか取り外せました。

新品を組み付けクーラント交換後、ロードテストを行い最後に診断機で故障コードがでない事を確認して完了しました。

これから冬になり、コロナだけではなくインフルエンザも流行しそうですが、感染予防に勤め頑張って参ります。

-2020.11.07

ベンツE43 AMG 9速ミッションオイル交換

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皆さま

いかがお過ごしでしょうか?

山内ガレージ岩﨑です!

最近コロナも落ち着いて人々の動きが活発になり、元の日常に戻りつつ有りますね。

いい事だとは思いますが…またコロナの感染者が増えないか心配です…

季節的にもすっかり肌寒くなり、皆様におかれましてもお身体ご自愛下さい。

さて、今回のご依頼内容は、ミッションオイル交換作業です。

車両は、ベンツE43 AMG2018年式の9速オートマです。

今回の作業内容は、事前に色々と調べてから作業にかかりました!

車両によっては注意点など多数有り、確認せず作業や修理を行うと大変な事になりますので…💦

私も見習いの時に調べずに作業にかかった経験があり、師匠からかなり怒られました。

今でも身体に染み込んでおります!

まずは、車両前方下から下廻りを見た写真です↓

ミッションのトルクコンバータドレンコックキャップを外すと中にドレンコックが見えます。↑
このコックを外してオイルを抜きます↑
ここからもオイルを抜きます↑
この中の筒を回してオイルを抜いたりオイルレベルを合わせたりする機構になっています↑
専用の工具は、今までの経験を生かして自作しました!
ミッションオイルを多目に入れて規定温度になったらオイルを抜いてレベルを合わせる方法です

今回は、ベンツE43 AMG 9速オートマのミッションオイル交換は、初めての作業でしたが完璧に作業も完了し、お客様にも喜んで頂き大変嬉しく思います!

ありがとうございました😊

今後も頑張って参りますので、山内ガレージを宜しくお願い致します‼️

またのご来店をお待ち致しております‼️

-2020.10.25

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