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山内ガレージの昔と今

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こんにちは。
山内ガレージです。

 

工場と事務所の整理をしていると、

先代社長の山内さんが保管されている昔の写真や資料を見せていただきました。

山内ガレージの歴史を感じる、貴重な時間でした。

いくつかをこちらでご紹介させていただきます。

 

 

こちらはBOSCHの情報誌に掲載された際の記事です。

当時の山内ガレージの取材をされております。

 

いまでは優しいおじいさん(と言ったら怒られますね・・)ですが・・

当時の山内さんは、それはそれはとても恐ろしい存在。

しかし、

山内さんの徹底された教育のおかげで、今の山内ガレージがあるのですね。

 

 

 

 

懸命にリアカーを引っ張る青年。

こちらは若かりし頃の岩崎さん(現工場長)ですね。

まだこの時はあどけなさが残る、21歳。若いっ。

こんなフレッシュな時代があったのですね。

平成8年、隣の工場から現工場に移転した際のものだそうです。

 

 

 

 

皇太子様と雅子様、ご成婚後のパレード。

平成5年頃のお写真でしょうか。

当社の前の三号線をパレードで通過されています。

この頃はまだ上に都市高速が通っていなかったのですね。

明るく見晴らしの良い景色が広がっています。

歴史を感じる一枚です。

 

 

 

下の写真は福岡空港のガルーダ航空機、離陸事故の様子です。

平成8年の6月13日の撮影です。

 

 

 

こちらは若き日の山内さん。

ご入庫のロールスロイスと一緒に撮影されています。

 

後ろに写っているハマーは日本でまだ数台しか走っていない時代

当社にご入庫された車両とのこと。

正規輸入が始まる前のことで、ディーラーさんもテスターを持たれておらず

整備にとても苦労されたとのことです。

 

しかしながら、「仕組みがわかっていれば理屈は同じ」とのことで、

アナログのテスターを使用しながら

なんとかかんとか整備を進められたそうです。

 

 

 

下のお写真はとても想い出深い車両のお写真です。

BMW M5で走行距離は50万キロ以上を走行をされました。

オイル交換など必ず距離を守ってメンテナンスに来店いただき、

当社からお渡しする計算書が10センチ以上の束になって、

お客様は保管をされておりました。

当社が徹底的にメンテナンスをさせて頂いた車両の一台です。

 

 

 

当時は今とは違い、手書きの計算書でした。

山内さんが手書きで書かれた後、奥さんが正書をされます。

今はパソコンに打ち込んで修正もすぐにできますが、

当時は間違えるとすべて書き直しの時代。

電卓ひとつで夜遅くまで、何度も書き直しをされたそうです。

それでも「〇〇一式」と省略して記載はせず

山内さんに言われ、部品一つひとつを記載して、

加えてお客様にはわかりやすく説明をされていました。

ご苦労が伺えます。

 

 

 

こちらはロールスロイス・シルバーシャドーⅡの

パワーウィンドウ回路です。

手書きで作成されています。

 

当時は資料もなく、山内さんが現物を見ながら手書きで作成されていました。

「無いから作るしかなかった」そうです。

自分で作ることで、より仕組みを理解でき

その車を深く知るきっかけになる、とおっしゃっていました。

こういった手書きの資料が今でもいくつも残されています。

 

 

 

 

最後のお写真は、毎朝全員で読み上げている

山内ガレージの経営理念です。

こちらも年季が入っています。

 

 

 

パソコンがなく、情報がなかなか手に入らない、今とは全く違う時代。

山内さんと山内さんの奥さんによって積み上げていただいたものが

今の山内ガレージにつながっていることを深く感じました。

 

アナログからデジタルに変わって行く中で

残すべき大切な伝統は残し、その上で時代に対応していく必要があると思います。

新しいもの、便利なものだけでは駄目で、

変えてはいけない大切なものがあるのだと、実感しました。

 

まだまだ山内さんに怒られながら、

お二人に深く感謝しながら頑張っていこうと思いました。

これからも宜しくお願い致します。

ありがとうございました。

 

-2018.09.08

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