皆様こんばんは。
今回は、エアコンの風が突然でなくなったと入庫した「メルセデスベンツE280ステーションワゴン(W124)」の点検・修理の件をご紹介します。
「走行中にエアコンの風が突然でなくなった・・・」とお客様より連絡があり入庫、早速点検です。
まずは電気回路点検時の基本であるヒューズを点検。
パッと見は切れてないのですが、よーく見ると「なんか変?」だと気づきました。
他のヒューズに比べるとヒューズが下がっているように見えたので、ヒューズを外すとヒューズ端子の土台が溶けて下に下がっている!↓
これが原因だと確認。
このヒューズホルダーは溶けて使用できないので、ヒューズホルダーを分解しエアコンブロアモーターのヒューズ配線だけを外に出し、いつでもヒューズの確認ができるように修理しました。
↓ 外に出したヒューズ
これでエアコンの風が出るようになりました。
今回の原因はブロアモーターの老朽化でモーターの抵抗が多くなり、電流を流して「回そう!回そう!」とするので、熱が発生して土台が少しずつ溶けて下がったのが原因だと思います。
この修理方法で費用も低額に終わり、お客様も喜んでいただけました!
アーカイブ